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プロ家庭教師・東京多摩西部地区 岡崎展久
2010-01-20

読書感想文・・・例え...

名作「こころ」です。
裸の王様のごとく、教科書にも載っていますし、名作の誉れ高い作品です。
よく、文学史や、便覧などには、
「近代人の自我の超克」
等とかかれていますが、夏目漱石だし、「こころ」だし、まあそうなんだろう、ということです。
一昨年、生徒の、授業が夏目漱石だったので、改めて読み返してみました。

そもそも、夏目漱石は、美文家で、それは疑いのないところだと思います。
「草枕」や「吾輩は猫である」は、つまらなくて、最後まで読んだ人はあまり、いないように思いますが、いかがでしょうか?
「吾輩は猫である」など、は後半、ちょっと、精神的に大丈夫か?と思うような、文章です。
夏目漱石の文章で一番面白いのは、「坊ちゃん」です。
「坊っちゃん」も、大人になってから、読めば、また、一文一文にいろいろ意味もあって、学生のときに読んだときよりは、深く読めます。

ミスターチルドレンも、好きな音楽やらせれば?な出来上がりで、売れ線を目指せば、いい歌作るのと同じように、夏目漱石も、新聞の小説であれば、充分に、僕たちが楽しめるものを書いてくれます。サザンの桑田氏も、映画監督のゴダールも同じことだと思います。

「こころ」と読んでいて、いろいろ疑問が出てきます。
当時高校生の僕の生徒ともよく話しました。
「こころ」ってさあ、要するに、おたくな友達がさあ、勝手に、「先生」のさあ、先生といい感じだったお嬢さんに、横恋慕してさあ、勝手に、割り込んできてさあ、それで、ダメだったら、自殺して、それで、そのあとの、人生をさあ、ずっとそいつが反省して、なに、明治天皇が死んだのに乗じて、自殺するって話?
勝手に死ぬのは構わないけれど、あと、お嬢さんというか、奥さんどうするのかなあ、いい面の皮だよなあ、

Kが下宿に来たとき、お嬢さんも女性なんだから、自分の事を、
好きなんだという事はわかっていたはずで、なんか、お嬢さんや、お母さんが何も気がつかないなんて、変だと思います。
ただ恋愛で、ちょっとしたことで、行き違いで、誰かがなくなったにせよ、どう考えても、Kの勝手な思い込みで、先生と、お嬢さんは、いい感じだったのだから、先生もお嬢さんも被害者で、なんでそこまで、引きずるのかよく僕にはわかりません。

さらに、それが、なぜ「近代人の自我の超克」なのかよくわかりません。
小林秀雄もよく、平家物語の時代の人は、精神が安定していて、現在の我々は、不安で、いい時代ではないげな言い方をしますが、それもよくわかりません。
平安時代は平安時代で、不安で、大仏や寺作ったり、けったいな宗教に走ったりしてたと思うのですが・・・。

ただ、手紙にせよなんにせよ、「こころ」のドラマツルギーはすばらしくて、一気に最後までよんでしまいます。
そういう意味では、夏目漱石は大したストーリーテラーで、
また、その美文も、すばらしく、
夏目漱石の美学は、その後の文学者に脈々と受け継がれていると思います。
芥川龍之介も、直系の弟子で、
現代で言えば、福永武彦?や宮本輝や村上龍で、芥川賞作家たちは、夏目漱石の美学の継承者だと思います。
宮本輝も、最初は華々しい活躍でしたが、途中から、だめになってしまいました。
村上龍もすばらしい才能の持ち主なのに、真面目に文学しないので、
なかなか、名作にめぐり会えません。
才能に恵まれながら、遊びすぎで結局タイトル取れなかった清原みたいなモンでしょうか?
遊びもしないで刻苦勉励して、世界記録とった王選手のほうが、しあわせだったかどうかというと、またこれも考えものですが。
考えすぎて、うつ病゚や胃潰瘍になって、湯河原?で転地療養するより、
パリダカールかモナコに美人のモデルをつれていって、三ツ星レストランでドンペリ飲みながら、
「民主党はだめだね、だから日本には、階級社会が根ずかないんだ、
ところで、IQ84はよんだ?」
って言ってるほうが楽しいかもです@^@^
そういえば、「69」は面白かったですが、村上龍の「坊ちゃん」といえば、坊ちゃんですね。
読者感想文的に言うと、自分が、先生の立場だったら、みたいな書き方になるのかもしれませんが、現代の生徒だと、
どっちかというと、あまり共感はえられないかもしれません。
何となくですが、実際は、厚かましいKがお嬢さんに猛アタックして
お嬢さんは奪われて、先生は、寂しく下宿を去るというのが、現実的なような気がします。

恋愛話は?な感じなので、どちらかというと、先生が、田舎のおじさんに、親の財産を奪われた話のほうが、生々しくて面白そうです。
小公女は、最後に、財産を奪ったおじさんが、改心して迎えに来ますが、現実は、そんなに甘くないと思います。
「三四郎」か、「それから」か忘れましたが、どっちは、たしか、ただの不倫の話だったような気がしますし、あまり、しゃちほこばらずに、
「こころ」にしても、「つっこみ」をかけていけば、面白い読書感想文になるのではないかと、無責任には思います。
僕が指導すれば、いろいろ、考えてもらって、そのなかから、トピックを絞って、いい読書感想文にしてあげられると思います。
まずは、疑問というか、自分の素直な疑問や情動と向き合うことが肝要だと思います。



2010年01月20日 02時47分34秒

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